２年前から続くプシャール結節による手指の痛みの改善効果

【現症】自動運動にて左環指PIP関節屈曲約２０°関節可動域（以下、ROM）制限及び運動痛有り。触察にて左中手指節間関節（以下、MP）付近に浅指屈筋腱の肥大の疑い有り。触察にて浅指屈筋・深指屈筋・長掌筋（以下、前腕屈筋群）の周辺部に筋緊張を疑い４か所に圧痛を確認。
【施術内容・結果】本症例は、プシャール結節と診断されていたが左手MP関節付近の浅指屈筋腱の肥大がROM制限の要因と考え、左前腕屈筋群周辺部の筋緊張が左環指PIP関節屈曲時の痛みの要因と判断。
　初めに左手MP関節付近の浅指屈筋腱の肥大の疑いのある部位に緩消法を約３分施術し、肥大が小さくなった事を確認。次に左前腕屈筋群周辺部の筋緊張圧痛部に緩消法を各２０秒施術し筋弛緩を確認できた。
　自動運動にて左環指PIP関節屈曲約８０°とROMが大きくなった事を確認し、運動痛が１０から２（ＮＲＳ改変）に小さくなった事を確認できた。