生下時の脳性麻痺後遺症による歩行障害の改善例

【患者】20代後半、女性
【主訴】2~3年前から、歩くたびにお尻と腰が痛い。両脚が突っ張る。
【既往歴】脳性麻痺
【現病歴】脳性麻痺の後遺症があり、現在他院に通院中。歩行は幼少時より支障があり、走ることはできなかった。2~3年前から、歩行時に常に両臀部・腰部全体に痛みが出現し、また、両下肢全体に突っ張り感が出るようになった。現在、週1回リハビリに通っているが歩容状態は変化無く、歩行時痛も出てきているため、約1ヶ月後に両股関節の手術(観血的関節授動術)を行う予定になっている。その後、足関節は内反尖足で強直があり、歩容状態を見ながら両足関節の手術も実施予定とのこと。ご本人・ご両親とも緩消法に関心があり、筋肉の状態を診てもらうために3人で来院された。
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