10年来の花粉症による鼻炎の改善例

【患者】40代後半 女性
【主訴】鼻水が止まらない。
【既往歴】花粉症(約10年前)
【現病歴】毎年花粉症で悩まされ、春になると薬を服用している。特に鼻炎が酷い。
【現症】左右の鼻腔より水様性鼻漏と共に多少の鼻詰まりがあり、特に右側が酷い。
【施術と結果】本症例は花粉症による左右鼻腔に鼻漏及び鼻詰まりを訴えており、これらの症状の要因として頚部の筋緊張による外頚動脈圧迫による血行不良を疑った。先ず頚部右側の外頚動脈周辺を触察すると第2頸椎の高位から頭側約2cm幅の範囲に筋緊張を確認した。 よって同範囲に緩消法を約15秒施術し筋弛緩を確認。結果、右鼻腔の鼻漏、鼻詰まりともに主観で消失したとの報告を頂いた。更に頚部左側の外頚動脈周辺を触察すると右側とほぼ同じ範囲に筋緊張を確認したため同範囲に緩消法を約10秒施術し筋弛緩を確認。結果左鼻腔の鼻漏、鼻詰まりともに主観で消失したとの報告を頂いた。この方は腰痛で最近通院し始めた方で、腰部施術中に花粉症で鼻漏が辛いということで急遽当施術をした次第。残時間は腰部の筋弛緩が頚部の筋弛緩にも繋がる旨をお話し、腰部側面に緩消法を約20分行い腰部側面の押圧深約1.5cmから押圧深約4cmになったところで終了。
 「こんなに鼻が通るなんて!」ととても驚いた様子だった。