椅座位での前屈動作における左腸骨稜周辺の痛みが短時間で消失した一例

【患者】20代後半、男性
【主訴】椅子に座っていると腰が痛くなる
【既往歴】―
【現病歴】学生時代、部活でスポーツに入れ込んでおり、負荷の強い筋肉トレーニングもしていた。就職しデスクワークになった為、座っていることが多くなり、2年ほど前から腰に違和感があった。そのうち消えるだろうと思っていたが違和感は消えることなく、徐々に腰の痛みも発生してきた。市販の鎮痛剤を飲みながら生活していたが痛みが消えず、長時間、座っていると強い痛みが発生し座っていられなくなった。痛みが消えるだろうと思い腹筋・背筋の筋肉トレーニングを実践するが、更に悪化し座っていられる時間も短くなってしまった。
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