パソコンの操作に支障をきたす程の右手の震えの改善例

【患者】60代前半 女性
【主訴】右手が震えてパソコン作業時のマウスの操作がうまくいかず困る。これ以上震えがひどくなったらと考えると不安。
【既往歴】6年前に左上肢の震えと左下肢の震えを発症し、近医にてパーキンソン症候群と診断されたが、投薬の効果がないため、セカンドオピニオンを受けたところ大脳皮質基底核変性症と診断された。数日前より右上肢の震えが顕著になり、来院。
【現病歴】安静時痛なく、右上肢可動域制限はないが、脱力感あり。常時、全身に力みが感じられ、左上肢よりも震えは小さいものの、常時震えている。頸部可動域(以下、ROM)自動で屈曲約20°、伸展約10°。
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