脊髄梗塞で発症した両下肢不全麻痺に対して、腰部の施術により筋力が改善した一例

【患者】40代後半、女性
【主訴】両足に力が入らない
【既往歴】脊髄梗塞(約1年前に発症し、他院で入院治療)
【現病歴】約1年前、自宅で掃除中に、特に誘因なく心窩部と背部に痛みが発生。その数分後に右下肢脱力感が発生し、歩行困難となり救急要請。近医総合病院に搬送された。精査の結果、脊柱MRIにて第5~10胸椎高位の脊髄内に異常信号を認め、脊髄梗塞と診断された。その2日後に、左下肢にも不全麻痺が発生した。以後、車椅子の生活となり、約10ヶ月入院治療を行った。退院後は、入院していた病院の関連施設にて社会復帰のための通所リハビリを行っている。
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