腰椎疲労骨折全治3ヶ月と診断を受けたが約6ヶ月経過しても良くならない腰痛の改善効果
【患者】10代前半 女性
【主訴】腰が痛くて走れない
【既往歴】―
【現病歴】部活動で陸上の1500m走の選手で、約6ヶ月前から誘因なく腰部に痛みが出現し、少しずつ痛みが強くなり走れないほどに痛みが強くなってしまった。近位整形外科を受診しMRI検査を行い腰椎疲労骨折で全治3ヶ月と診断され日中はコルセットを付けて運動はしないで安静にしていたが6ヶ月経過しても痛みが取れずに家族の紹介で当院に来院された。
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【現症】腰部脊柱起立筋と思われる筋に痛みがあり胸腰部前屈約30度、後屈約10度で腰部に痛みがあり特に後屈時に強い痛みがある。
【施術と結果】本症例は腰部脊柱起立筋と思われる筋に痛みを訴えており、痛みの要因を腰部脊柱起立筋と思われる筋の筋緊張と考え、腰部脊柱起立筋と思われる筋の筋緊張の要因を腰部側面の筋緊張によるものと考え、触察にて腰部側面の筋に筋緊張を確認し、腰部側面の筋に緩消法を約5分行い筋弛緩を確認した。
その結果、胸腰部前屈約30度の腰部の痛みが10から5(NRS改変)に小さくなり、後屈約10度の腰部の痛みが10から8(NRS改変)に小さくなった。
再び腰部側面の筋に約15分緩消法を行い、筋弛緩を確認した。その結果、胸腰部前屈約30度の腰部の痛みが10から1(NRS改変)に小さくなり、後屈が約30度まで可能になり痛みが10から3(NRS改変)に小さくなった。その後、1回20分の施術を2日間隔で3回行い競技復帰できるまで改善した。